最近では自宅にいながらにして、性病に感染したかどうか調べるキットを取り寄せることができます。
匿名で調べられるのです。もしかしたらという時にはやってみましょう。
性病の多くは菌が関係しています。放っておいても自然治癒するどころか悪化していく一方です。

クラミジアも、放置するととても危険な性感染症です。
それでいて、初期段階では症状に気づきにくいためキットを取寄せるにも至りません。
ですが、今若い人を中心に患者数は増えていっています。もしかしたらあなたも発症しているかもしれません。
特に女性の患者数が多いと言われているものの、男性だってならないとは限らないのです。
その症状や放置することによってどのようになるかなど、見ていきましょう。

クラミジアは放置すると前立腺炎になることも

前立腺炎という病気があります。これは、前立腺に炎症が起こる病気で、30代・40代男性に多い病気です。
炎症が起こる原因としては細菌が前立腺に侵入する細菌性前立腺炎・細菌以外の何かにより炎症を起こす非細菌性前立腺炎とがあります。
細菌性前立腺炎の場合、クラミジア感染症を原因とすることが多いのです。

クラミジアという病気はクラミジア・トラコマチスという細菌が病原体となっています。
クラミジアは性感染症の一つですから性行為を通じて感染することがほとんどです。感染者と直接的に接触することで細菌が男性器から尿道に感染するのです。
クラミジア・トラコマチスは空気中では生存することができないので、風邪菌やインフルエンザのように空気中を漂ってきて付着するということはなく、間接キスなどによっても感染することもないのです。
そのため性行為をしていない方にとっては恐れることのない病気でしょう。

尿道にやってきたクラミジア・トラコマチスは更に奥へと侵入していき、前立腺に炎症を起こさせるというわけです。

ちなみに、非細菌性前立腺炎の場合は、デスクワークを続けている方・長距離運転をしているドライバーの方などに発症することが多いです。
仕事による機械的振動などにより炎症が起こるのです。30代・40代というと働き盛りです。
デスクワーク中心の仕事というのは現代男性の大半とも言えますし、トラックドライバーなども少なくはありません。
男性の約半数もの方が、生涯に一度は前立腺炎になると言われているのです。

たとえ前立腺炎になっても最初は特に症状に気づかない方も多いでしょう。
でもそのまま放っておくと細菌が前立腺まで到達して排尿障害・頻尿など深刻な症状を引き起こすかもしれないのです。
クラミジアも前立腺炎も泌尿器科で見てもらえます。少しでも違和感を感じた時点で早めに病院に行きましょう。

同じ前立腺炎と言っても、どの部分が炎症を起こすかによってその症状はさまざまです。
それに、前立腺には痛みを感じる神経がほとんどないことから、体は周辺の皮膚の神経を使って何とか異常を知らせようとするのです。
そのため症状が発生する場所が日によって異なったり、症状自体が変化したりします。
とはいえ下半身を中心にさまざまな違和感が発生するというなら疑ってみた方がよいです。

特に、その少し前に新しい相手と性行為をしたというならクラミジアが原因の前立腺炎というわけです。
たとえ感染しても症状が現れるまでに1週間から3週間ほど潜伏期間というのがあります。
そのため、直近よりも1ヶ月近く前までさかのぼって考えてみた方がよいです。

前立腺の更に奥には睾丸があります。睾丸は精巣があり、生殖機能において大切な役割を果たす器官です。
睾丸の周りには副睾丸というのがまるで網の目のように細い管の状態で張り巡らされており、大抵の病原菌はここに引っかかるため、睾丸がどうにかなることはないでしょう。
フィルターの役割を持っているのです。

ただ副睾丸が炎症を起こす副睾丸炎となる可能性は高いです。腫れあがって睾丸自体よりも大きくなることだってあります。
睾丸から祖頸部にかけて激痛・高熱が伴われ、もしもどちらもの副睾丸に炎症が起こった場合には不妊症になってしまう危険性も高いのです。
性行為によって感染した病気によって、不妊となり生殖が不可能になること・激しい痛みや腫れ・高熱に苦しまなければならなくなることは避けたいものです。
できればクラミジアに感染する前の段階で防ぐように、たとえ感染しても尿道から前立腺・更には睾丸の方までクラミジア・トラコマチスが進んでいく前にその活動を止めるようにしましょう。

前立腺炎初期段階にも、比較的症状は軽いとはいえ痒みや痛みといった違和感は多少はあります。
男性に多い病気だけに、たとえ性行為をしてなくとも泌尿器科で診てもらった方がいいかもしれません。